2011
12.22

有馬記念

ポイント1か3の該当馬(単行本「重賞アプローチ式 2012データブック」255P)は
昨年はブエナビスタが1番人気で2着。トゥザグローリーが14人気で3着。ペルーサが4着。トーセンジョーダンが5着。ルーラーシップは6着。
07年はマツリダゴッホ9番人気1着。ダイワスカーレットが5人気で2着。ダイワメジャが6人気で3着。ハイアーゲーム、メイショウサムソン、ウオッカは着外。
08年はアドマイヤモナークが14番人気2着。スクリーンヒーロー、エアジパングは着外
09年はドリームジャーニーが2番人気1着。エアシェイディが11人気3着。フォゲッタブルが4着。マイネルキッツが12人気で5着。ミヤビランベリ、スリーロールスは着外。

ポイント2の該当馬も毎年馬券になっています。朝日杯も差し決着でも該当馬が上位に走るように、中山の芝は差し馬場になっても勝負どころまでは、インでタメを作ることが直線の伸びにもつながります。

ポイント1の該当馬は、人気になった馬はメイショウサムソンやウオッカ、スクリーンヒーローなどのように、比較的こける傾向にあります。
ジャパンカップでキレ味を発揮して好走した馬というよりは、アドマイヤモナークやエアシェイディなど着順自体は悪かったものの、見るべきところはあった馬で人気薄の馬を狙うのが効果的のようです。

なお、ボクの本命は昨年はトーセンジョーダン(5着)一昨年はマイネルキッツ(5着)
該当馬を1頭に絞れるデータではないから、ハズすわけです。
けれども、有馬記念に限らず常に1頭に絞れてバンバン当たって儲かるデータがあったらさすがに自分ひとりで儲けるかもしれません。(いや、そういうデータもユーザーの皆さんのために公開します。と綺麗ごとを言ってみたいものですが)

それから、今年は昨年の1-7着馬がすべて参戦。
昨年に比べて有利な部分、不利な部分、上積み材料、下降材料を検討するのも重要になりそうです。

*当コラムはすべて無断転用、推奨馬情報等を無断で流布することを一切禁じます。

各ポイントの詳細は単行本「重賞アプローチ式 2012データブック」をご参照ください。

「ブラッドバイアス血統馬券プロジェクト」では各ポイントや血統、戦歴、オッズなどを総合的に判断した亀谷の注目馬、最終見解がご覧いただけます。

サンプルはこちら⇒(ステイヤーズSのページ)

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2011
12.22

朝日杯FS

今年の朝日杯も、終わってみればポイント1(単行本「重賞アプローチ式 2012データブック」251P)が大きく影響した結果となりました。

皮肉にもその影響を最も受けたのがボクが本命にしたトウケイヘイロー。あれなら、3着だったレオアクティブのように、乗ってくれたほうがよほどロスはありません。(最終レースは後藤騎手は反省して、レオアクティブのように乗っていましたが)

また、今年も差し馬が上位を占めましたように、開催3週目になってから当レースは差し馬優勢のレースになっています。

ただし、レース前の見解でも述べましたが、差してくるのはスタミナタイプではなく、スプリント適性の高いタイプや、ポイント2を満たす血統馬、ポイント3を満たすような前向きなタイプです。

勝ったアルフレードも、母母がサクラバクシンオーの全妹だったようにスプリント指向の高い馬。

マイネルロブスト、レオアクティブ、4着のトウケイヘイローも1500m以下のOP特別で差して好走した実績を持つ馬でした。

「好調さ」の要素も重要です。
掲示板に載った馬の中で唯一マイネルロブストだけは、前走で凡走していますが、これは直前の乗り替わりと極悪馬場の悪条件が重なっていました。

普通の馬場であれば、基本的には前走で不利な条件が重なっていても、やはり前走では0秒5差以内に踏ん張れる好調さと地力を示したいレースです。

*当コラムはすべて無断転用、推奨馬情報等を無断で流布することを一切禁じます。

各ポイントの詳細は単行本「重賞アプローチ式 2012データブック」をご参照ください。

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2011
12.16

朝日杯FS

ホームページで公開している予想では、08年はフィフスペトル、09年はダイワバーバリアン、10年はリアルインパクトを本命にしました。

この3頭に共通するのは、単行本「重賞アプローチ式 2012データブック」(P.251)に掲載されているポイント1と3を満たすことです。

ポイント3は「前向きさ」の裏づけを示すものです。昨年は1-3人気がすべて連対をハズしましたが、すべて前半3ハロン35秒台の経験がない馬でした。
サダムパテックがそうであったように、このレースは「小回りの流れ」「1200m指向の流れ」に乗れることが重要なレースです。

ポイント2の血統も同様に「前向きさ」を示します。小回りに強い米国血統や1200mに強い血統馬がこのレースには合います。
昨年も勝ったグレンプリボスは父が1200m得意のサクラバクシンオー。2着のリアルインパクトは母が米国型の短距離血統馬でした。
(単行本のサポート解説にはディープ産駒が人気の割りに走っていない云々書かれているようですが、リアルインパクトに関しては母方の血と大型馬であることから、血統適性は高いと評価しました。なお、単行本のサポート解説はすべて編集部の文であり、亀谷はノータッチです)

ポイント2、3の条件を満たす馬の中から、中山芝1600mのセオリーでもあるポイント1を満たす馬を選べば、自然とフィフスペトル、ダイワバーバリアン、リアルインパクトが浮上するわけです。

その他では、前走着差別成績(P.250)にも明確な傾向が出ています。
レッツゴーキリシマとかは、前走合わない条件に加えて、不利を受けながらも京王杯で0秒3差。ゴスホークケンも同様に、前走は合わない条件の東スポ杯でかかって暴走しながら、0秒5差には踏ん張っていました。
GⅠでさらなる上昇が求められるのですから、展開や馬場など、不利な条件が揃っていても、前走は0秒5差以内ぐらいには走れる能力と好調さを示していることも大事なポイントとなるのでしょう。

その他では(実は補足ポイントではなく主力ポイントかもしれません)ここ3年は「差せる馬」が有利な馬場になっていることもポイントです。
4年前までの朝日杯は、毎年のように3コーナ3番手以内の馬が連対、上位を占める年がほとんどでした。
しかし、開催3週目に開催時期が変わったここ3年は、3コーナー4番手以内の馬の連対はゼロ。3着馬が1頭のみです。

差し馬有利といっても、緩い流れしか経験していないスタミナ型の差し馬は人気でコケることが多くなっています。
ポイント2、3を満たす「前向きなタイプ」でありながら「差す競馬」ができる馬が、ここ数年の朝日杯で穴を出すタイプとなっています。

*当コラムはすべて無断転用、推奨馬情報等を無断で流布することを一切禁じます。

各ポイントの詳細は単行本「重賞アプローチ式 2012データブック」をご参照ください。

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2011
12.16

カペラS

*当コラムは来年以降の的中につなげることを目指したポイント回顧コラムです。

今年はポイント1に該当していた馬がケイアイガーベラ、ティアップワイルド、タイセイレジェンド 、ビクトリーテツニー 、フェラーリピサの5頭。

なおかつ、ポイント2に該当馬した馬はケイアイガーベラ、ティアップワイルド、タイセイレジェンドの3頭しかいなかったのですが、その3頭が1-3着を独占する結果。

さらに、1着ケイアイガーベラと2着ティアップワイルドはポイント3の条件も満たす馬。

ただし、3着馬は血統的にはダート1200m適性が疑問だったので、本命にはしきれなかったため(ケイアイガーベラを本命)馬券的には妙味がないと思ったら、結果的にはズバリ決まってしまいました。

タイセイレジェンドは終わってみればこの週は前走で芝を使っていた馬が穴を出していたように、やや重の馬場状態で芝的なスピードが問われる馬場が結果的に向いていたことも大きかったのでしょう。

競馬王12月発売号にも書きましたが「自信のないレースも本線で決まったら悔しい買い目だけ買う」ことの重要性が改めて思い知るレースでした。

*当コラムはすべて無断転用、推奨馬情報等を無断で流布することを一切禁じます。

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2011
12.16

阪神JF

*当コラムは来年以降の的中につなげることを目指したポイント回顧コラムです。

今年もポイント2を満たす馬(例年と同様に前走上がり2位以内の馬)が1-3着を独占。

勝ったジョワドヴィーヴルは、ポイント3に該当する馬。
ウオッカがこのレースを勝った際に単勝10倍ついていたように、次の年に振り返ると、「こんなについたの?」と思うような馬が毎年勝っていることになります。
「底を見せていない」「GⅠ馬になりえるスケール」を持った血統馬が勝ちきるレースといえます。

ファンタジーS組でポイント2を満たす馬は、2、3着には走るというのも過去の傾向通りでした。ファンタジーSで高いパフォーマンスを見せた馬は堅実には走るけれども、中距離GⅠの本格派ではないので、勝ちきるまでのパンチ力は不足するということでしょう。

人気で凡走したのは、エピセアロームとラシンティランテの2頭。
エピセアロームは、前走1200mで前向きな競馬をしてしまったことが結果的にはマイナスでした。特にダイワメジャー産駒は本質的に阪神JFのようなタメが要求されるレースは得意としていないだけになおさら堪えたようです。

ラシンティランテは前走1600mで圧勝しましたが、内回りの淀みない流れが向いてのもの。結果論ですが、札幌2歳Sでは6着に負けているように、底をみせている馬ですから、前走が合い過ぎたということでしょう。

このレースにおいて底をみせていたか、というのは重要で、勝ったジョワドヴィーヴルは新馬を勝った直後ですから、当然底はみせていません。
血統的にも上昇余地はあるので、6倍ついたのは終わってみればおいしい配当でした。
血統の裏付けがあって底を見せていない馬は、このレースに限らず5倍以上つけばむしろ期待値が高い傾向にあります。

単勝という点では、ラシンティランテが正解でしたが、2、3着狙いであれば、ポイントを満たすアイムユアーズ、サウンドオブハートが安全策であったと思います。
(ボクはファルヴラヴを必要以上に嫌ってサウンドオブハートを軸にしたこと自体はそんなに悔いはありません。アイムユアーズを軽視し過ぎたことは反省ですが)

4着のイチオクノホシもポイント該当馬。小回りコースよりも直線の長いコースでポイントを満たす馬の方がより期待値が高いことも裏付けられました。

5着アンチュラスと6着ガーネットチャームがどちらも短距離指向の強いタイプです。脚をタメられた馬の中でキレ味があった馬であればどれでも上位に来れたので、レースレベルが高かったとは言えません。
終わってみればマイル適性のある馬がほとんどいなかったとも取れます。

このレースに出てくるまでにマイル~中距離適性のある馬が賞金を加算しづらいことも、毎年のように抽選対象になる1勝馬があっさり勝ってしまう要因とも考えて良いでしょう。
今年も大魔神の馬が出ていたら1、2着だったかもしれません。

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