2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/2/1更新 Vo.15
Frankel×ビセイブの牝馬からの配合(その2)
Frankel×ビセイブの自家生産繁殖牝馬を使って、もう1つ配合をしてみました。
こちらがそのFrankel×ビセイブの牝馬です。Vo.13で作った馬です。
▲「スピード」、「スタミナ」、「根性」、「落ち着き」のコメントが揃った牝馬。スピードはあまり高くなかったがダート戦ではめっぽう強かった。
今回の配合相手は海外種牡馬のSiyouni。あのNureyevの血を受け継ぐ種牡馬で、父のPivotalとともに今作『ダビスタ』に収録されています。
▲フランスの種牡馬。競走馬時代は2歳GIを勝ったのみだが、種牡馬入り後は凱旋門賞馬のSottsassをはじめ、ErvedyaやLaurensなどGI馬を次々と輩出して注目されている。
日本ではあまり馴染みのない馬ですね。産駒は1勝馬や2勝馬がわずかに走っているのみです。
この種牡馬を選んだのは、前述した自家生産繁殖牝馬と「凝った配合」になるため。それにクロスも短距離型×2、底力×4、早熟×2と豊富です。種牡馬のパラメータも実績Bではありますが全体的に良さげで、配合の条件はなかなかいいと思えました。
能力コメントを言われる仔が続出! 早熟型の影響が大きいか……
ということでこの配合で生産をしてみたところ、能力コメントを言われる仔がとにかくたくさん出ます。産駒の半数が「スピード」コメントを言われ、「根性」や「スタミナ」、「パワー」のコメントもそれなりに出ます。
▲スピード・根性・落ち着きの3つが揃う仔がちょこちょこ出る。
「すごく大当たりな配合では?」と一瞬思ってしまいましたが、どうも単に早熟型のせいでコメントを言われやすいだけのようでした。
父は早熟型でさらに早熟のクロスが2本かかっているため、早熟型の産駒が非常にたくさん出ます。コメントの揃った仔を次から次へと走らせてみましたが、どの仔もみんな期待はずれでした。
早熟型の配合は見かけ上のコメントの良さに騙されてはいけませんね。
でも、なかにはけっこう強い仔もいました。「スピード」、「根性」、「落ち着き」の揃った仔ですが、2歳GIでなかなかいい印を獲得。これはなかなかスピードが高そうです。
皐月賞は距離が長過ぎましたが、安田記念やマイルCSはしっかり勝ってくれました。種牡馬入りさせてみるとこんなパラメータに。
これまでの作品と同様に距離適性がスピードとスタミナを表しているのなら、スピードは最高レベルの1つ下でスタミナはカスッカスというところですかね。レースでの走りっぷりは実際にそんな感じでした。
で、生産をもう少し進めてみると初めて「バネ」コメントの仔が誕生。こちらの仔のほうが有望と見て、育てることにしました。
▲能力コメントは「スピード」、「スタミナ」、「根性」、「落ち着き」、「脚元強い」、「早熟」。入厩は4月1週。
ちなみに今回の配合では、牧場の牡地蔵を利用してみました。
▲牡馬が産まれやすくなるという施設。現在のオーナーランクで建設可能な★2まで拡張。
種付けする年の1月1週にお参りします。
★5段階のうち2段階目だからそこまでの効果はないだろう、と思っていましたが、生産してみるとじつに産駒の8割以上が牡馬。なかなかの効果です。
▲産まれてくる仔はほとんどが牡馬で、ごくたまに牝馬が産まれる程度。
オーナーランクを上げて地蔵をもっと拡張すれば、牡馬と牝馬の産み分けが自在にできそうですね。神の業のような怖れ多い感じではありますが……。
「バネ」コメント産駒の育成
で、「バネ」コメントの出た産駒の育成です。2歳時から印の付き方はヨシ。
▲4番目の印が薄いのでスピードはそんなになさそうだが、全体的に能力は高そう。
翌年は弥生賞から皐月賞へ。残念ながら1番人気は獲れず、サリオスやリオンディーズと印を分け合うレベルでした。
スピードが劣っている感じの印ですね。実際にレースでは直線でぐいぐいと詰め寄られました。それでも最後まで粘りきってなんとか勝利。
日本ダービーでも同じようなメンツとぶつかります。とは言え、距離が長くなる分、スタミナが活きてきて少しは戦いやすくなるでしょう。というか、敵薄な年ですね。
結局皐月賞と同じように、サリオスとリオンディーズに詰め寄られながらギリギリの勝利。
まあよく頑張ってくれました。ただ、入厩が4月1週と早いのでそろそろ成長が下り坂な感じです。ちょっと早いですがここで引退させることにしました。
種牡馬入り後のパラメータはこんな感じです。
距離適性の下限が1600mとは、スピードがあまり高くないレベルですね。上限は1800mでスタミナもじつはあまりなかったようです。2400mのレースを勝てたのは案外ギリギリ!?
底力と気性はともにAということで、根性や気性はかなり良かったようです。安定はハンデ戦の斤量によって決まると思われますが、斤量は62kgで安定はAでした。61kgの馬が安定Bだったので、ここが安定AとBの境目でしょうか。
体質はB。「脚元強い」のコメントを言われていましたがAにはならないようです。「タフ」のコメントのほうが必要なのかも。
ということで、ちょっと期待したほどの馬ではありませんでしたが、日本ダービーを勝って種牡馬入りしましたし、この馬の産駒で日本ダービーを勝って親子二代制覇を狙ってみたいと思います。
※ 次回は2/5(金)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。