2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/1/22更新 Vo.12
自家生産種牡馬で配合&クラブ登録
今回は配合の話です。自家生産種牡馬で配合をしてみました。
使った自家生産種牡馬はこちら。
Vo.9で育てた馬です。血統はDubawi×ディープインパクト×キングカメハメハ×エルトゥルマニエ。
距離適性が非常に短く、底力以外は平凡なパラメータですが、自家生産種牡馬を一度試してみようと思い配合をしてみました。
配合相手の繁殖牝馬はミミィ
で、配合ですが、手っ取り早くこの種牡馬に合う繁殖牝馬を買ってくることにしました。自家生産種牡馬には年齢があり、高齢になると引退となります。通常の種牡馬と違って永久に種付けできるわけではないため、元気なうちに相手を用意して配合する必要があります。
配合の中心にするのは今回も「凝った配合」。この自家生産種牡馬と「凝った配合」になるのは、3代前までに以下のいずれかの祖先馬を持つ繁殖牝馬です。
・Miswaki
・Woodman
・アフリート
該当する牝馬は非常に少なく、その中でも能力の高い馬となるとミミィかミステリアススマイルくらいに絞られます。ここではスピードとスタミナのバランスがいいミミィのほうを使うことにしました。
▲スピード63、スタミナ58、パワー58、ダート◎。モデルはインティの母キティ。
この両馬を組み合わせると「凝った配合」になり、速力と底力のクロスが1本ずつ発生します。
配合を行なったところ、「スピード」と「根性」をコメントされる仔はちらほらと出ましたが、「スタミナ」と「パワー」はほとんど出ず。「落ち着き」はそれなりに出る、という感じでした。
そんな中で「スピード」、「根性」、「落ち着き」のコメントが揃った仔が出たので、この仔を育てることにしました。
▲コメントは「スピード」、「根性」、「落ち着き」、「早熟」、「父似」。入厩OKは7月1週。
能力的にはGⅠを何勝かできる馬
今回は、今作で初導入された「クラブ登録」を試してみようと思います。いわゆる一口馬主用の馬ですね。
その前に一度自分で育てて、どの程度の馬なのか見てみることにしました。
早熟型ですが入厩OKが7月1週と遅めで、2歳時はまだ重賞を勝てず。3歳春のファルコンSでようやく重賞初勝利を挙げ、NHKマイルCでは2番人気を獲るまでに成長。
アエロリットの追撃を振り切ってGⅠ勝利を決めました。
秋華賞ではジェンティルドンナとアエロリットを抑えて圧勝。だいぶ成長してきました。意外に強い馬かもしれません。
続くマイルCSもきっちり勝利しました。
4歳時もまだまだ活躍は期待できるでしょう。GIをもういくつか勝ってくれそうですね。クラブ馬にしてしまうのはちょっともったいない気がしてきました。
まあとりあえず強さはだいたいわかったので、お試し育成はこの辺りで終わりにします。
今度はクラブ登録して育成
ということでここからが本番。育成前のデータに戻って今度はクラブ登録します。
なお、クラブ機能は牧場施設の馬柵を3段階以上に拡張すると解放されます。
クラブ登録を実行します。まず募集の金額を決めます。目安を教えてもらえるのでそれに従いました。
金額を決定すると募集結果の報告。無事満口となり、1050万円の収入を得ました。
ちなみに募集金額を釣り上げてみたところ、応募口数が揃わず収入が減ってしまいました。素直にアドバイスに従っておいたほうが良さそうです。
それで、あとはこの馬がどんなに活躍しようと儲けはすべてクラブのもの。自分がもらえるのは先ほどの1050万円だけです。GIを何勝もできる馬なのに、なんか納得がいきませんね。まあそれがクラブ馬というものなのでしょうが。
で、そのまま入厩となり、自動的に名前が決まります。
この後は自動的に育成が進み、つぎつぎとレース出走していきます。自分の馬と違い、レースは見ることができません。「入厩馬」メニューから馬情報の確認だけができます。
調子次第で行きあたりばったりにレース出走させるあたり、おまかせ育成と同じような感じです。GIシーズンにちょうど放牧していたりして、見ていると歯がゆいですね。
なお、出走レースがメインレースの場合は「競馬場」に行くことでレースを観戦できます。中山金杯に出走予定だったので競馬場に行ってみました。
なんか大差勝ちしていました。3歳秋はずっと放牧で4歳頭の中山金杯からスタートという、納得の行かないローテーションではありますが。
その春にようやくGI出走のチャンスが巡ってきました。
高松宮記念で断然の1番人気です。そう、本来これぐらい強い馬だったはず。
そして結果は楽勝。「クラブ馬がGI勝利」のミッションも無事達成できました。
それ以降はヴィクトリアマイル2着、エリザベス女王杯2着と惜敗続きで、結局GI勝利はこの高松宮記念1勝のみでした。
5歳秋になるとだんだん勝てなくなってきます。そろそろ衰えてきましたかね。
引退レースのときは教えてくれます。
このときもレースはとくに見ることはできず、翌週に送ると何事もなかったように馬も何もかも綺麗サッパリ消えています。
なんだかあっけない終わり方ですね。せっかくの素質馬でしたが、実入りは結局最初の1050万円だけ。しかもだいぶもったいない育て方でした。期待の馬をクラブに放出するのはちょっと考えものですね。
まあクラブ馬関連のミッションをクリアできたので、これでヨシとしておきます。
なお、このクラブ機能を使って、生まれた馬の能力をチェックする、というのはアリだと思います。レースシーンもなく、あっという間に5歳や6歳まで育ててくれますしね。ただ予想印やレースでの走りが基本的に確認できず、ローテーションも指図できないので微妙な気はしますが。
※ 次回は1/25(月)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。