2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/1/11更新 Vo.9
ディープインパクト牝馬にDubawiを配合
前回作ったディープインパクト牝馬の続きです。ディープインパクトのところで配合は完結の予定でしたが、せっかくいい牝馬ができたので繁殖入りさせてもう1代繋いでみました。
▲育成時のコメントは「スピード」、「スタミナ」、「根性」、「落ち着き」。超早熟型で牝馬三冠を獲った直後に引退。
配合相手の種牡馬は、ここも「凝った配合」になる馬から選びました。該当するのは3代前までに以下のいずれかの祖先馬を持つ種牡馬です。
・ダンシングブレーヴ
・Fusaichi Pegasus
・Lycius
・Souvenir Copy
・エルコンドルパサー
・ストーミングホーム
種牡馬リストを見ていくと10頭ほど該当するのですが、その中で目を引いたのはこの馬でした。
▲アイルランドの種牡馬。現役時代には愛2000ギニーやジャック・ル・マロワ賞を勝利。ドバイワールドCを勝ったモンテロッソをはじめ、数々の活躍馬を出している。
牧場施設の検疫所を建てると購入可能になる海外種牡馬のDubawiです。国内トップクラスに匹敵するパラメータの持ち主です。
この種牡馬を付けると「凝った配合」になり、速力×2、底力×1、パワー×1のクロスも発生します。文句なしの配合環境ですね。
▲画面には入っていないがLyphard(速力・パワー)のクロスも成立している。
この配合をやってみました。
「スピード」のない馬に活路を見出す
で、期待して配合に取り組んだのですが、思いのほか大苦戦でした。「スピード」・「スタミナ」・「根性」のコメントはそれぞれちょこちょこ出るのですが、複数揃うことが滅多にない。また「スピード」をコメントされた仔も大したスピードではなく、育ててみた仔はどれもこれもみんな重賞止まり程度。
この配合環境でこんなものか……?という感じです。なかなかうまくいきません。
そんな中、1頭だけ「バネ」のコメントを言われた仔が出ました。
ちなみに仔馬が2頭いますが、同じ血統の繁殖牝馬をもう1頭用意して生産しています。こちらはGI・1勝だけで能力的にはちょっと劣りますが。
で、この仔の能力コメントは「スタミナ」、「根性」、「落ち着き」。残念ながらスピードだけコメントされず。まあでもよくコメントが揃った馬なので、一応育ててみることにしました。
スピード勝負の短距離戦は避けて、できるだけ距離の長いレースに出走。すると意外にも重賞でまあまあ予想印が付きます。
直線での伸びはイマイチですが意外にしぶとくて強い。ホープフルSもあっさり逃げ切って勝利してくれました。
3歳時は短距離の桜花賞を避けて日本ダービーに出走。「牝馬で日本ダービー勝利」のミッションを狙ってみました。まあ結果は玉砕でしたが。
▲予想印はそこそこ付く。レースでも直線で粘って3着と悪くはなかった。
この後急激に成長し、秋華賞、ジャパンCと勝利。ジャパンCでは2番人気を獲れるくらいにまでなっていました。
ちなみに有馬記念は惨敗でした。距離は長いのですがスピード勝負なレースですね。直線で太刀打ちできませんでした。
翌年は阪神大賞典と天皇賞(春)を圧勝。秋にはエリザベス女王杯を勝ってGI・5勝目を挙げました。
スピードがなくても長距離戦なら他の能力で乗り切れる、という感じですかね。むしろ他の能力のほうが重要なのかもしれません。
こうして順風満帆に育成が進み、「繁殖入りさせてもう1代繋ぐかな」などと思っていた矢先に、致命的なミスをやらかしてしまいました。
「そろそろ一旦牧場をバックアップしておこう」と牧場選択画面に戻ったところ、牧場をコピーしようとして間違って消去してしまったのです。
ここまでの戦歴もこの馬の存在もすべてパー。やってしまいました……。
気を取り直してもう一度配合!
一応、配合前にバックアップしておいた牧場があったので、そこからやり直すことにしました。同じ配合に再びチャレンジです。
しかし、やれどもやれども「バネ」のコメントの仔などもう出ません。「スピード」を言われた仔は相変わらず重賞止まりばかり。どうも見かけほどにはこの配合は手応えが良くありません。
それでも配合を続け、「スピード」、「根性」、「落ち着き」のコメントの揃った仔が出たので、これで手を打つことにしました。トータル140頭目の仔です。
▲「スピード」と「根性」が揃うことも滅多にない。成長型は普通で6月1週入厩。
重賞での予想印の付き方はまあまあです。ホープフルSも頼りない印ではありましたが勝てました。
▲スタミナはないが2000mまでは勝てた。2200mのレースで「この距離は長い」と言われたので2000mが限度の模様。
スタミナがない以上、短距離メインで戦うしかないのですが、この仔はスピードも微妙な感じなんですよね。翌年のNHKマイルCでは明らかに力負けしました。それでも1600~2000mの重賞をコソコソと歩んで秋のマイルCSでようやく勝利。
本格化してきたのは4歳半ば頃から。思ったより遅めです。秋にはGIで1番人気を獲れるようになり、スプリンターズSとマイルCSを勝ちました。
▲スピードはそれなりにあった模様。遅まきながらようやく真価を発揮し始めた。
5歳に入ったところで明らかにスピードが衰えてきたので引退。短い最盛期でしたがよく頑張ってくれました。GI・4勝の戦績を残して種牡馬入りです。
▲牧場施設の馬柵4段階以上と検疫所2段階目を建てると種牡馬入りできるようになる。GI勝利が必須か、重賞勝利だけでも種牡馬入りできるのか、細かい条件は未調査。
種牡馬入り後の姿です。根性だけはそこそこあったようですね。あとの能力は平凡でした。
▲これまでの『ダビスタ』シリーズと同様の仕組みなら、現役時の能力によって種牡馬パラメータが決まる。逆にこのパラメータから現役時の能力を知ることもできる。
せっかく自家生産種牡馬ができたので、今度はこの種牡馬を使ってちょっと配合してみようと思います。
※ 次回は1/15(金)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。