2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/1/15更新 Vo.10
海外種牡馬の解放と牧場施設の拡張
前回、海外種牡馬の話が出ましたが、ここでいったん海外種牡馬についてまとめておきます。
海外種牡馬はその名のとおりヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなどの種牡馬のことで、特定の条件を満たすと使えるようになります。『ダビスタ』シリーズではお馴染みの“スペシャル種牡馬”ですね。
日本にはない血統と国内トップ種牡馬を凌ぐパラメータの良さが特徴で、過去のシリーズでは国内の種牡馬を押しのけて猛威を振るってきました。
今作でこの海外種牡馬を使うには、牧場施設の検疫所(1段階目)を建てるのが条件。建設すると毎年3月1週に種牡馬株購入の打診が来るようになり、購入することでその種牡馬の永久種付け権を得られます。
登場する海外種牡馬は全部で28頭。以下がその一覧です。
かつて隆盛を誇ったSadler’s WellsやDanzigなどはもういませんが、代わりにその子孫たちがズラリと揃っています。なかでもSadler’s WellsはGalileo系とEl Prado系という二大子系統を確立しつつあり、その一族の種牡馬たちが数多く目立ちますね。
一方、Daizigの流れからはWar FrontやSea The Starsなど、NureyevからはPivotalとその子Siyouniと、こちらもしっかりと血脈が受け継がれています。それにレイズアネイティヴ系のUnbridledやSeeking the Goldなどの血を引く種牡馬たち。
これらはサンデーサイレンス系が中心の国内血統とは一線を画し、配合の幅を大きく広げてくれます。
まあ現実にはこれらの産駒は日本ではあまり走っていないのですが。『ダビスタ』ならではの夢の世界ですね。
▲Frankelは日本でもソウルスターリングやモズアスコットを輩出して注目を浴びた。
で、この海外種牡馬の株ですが、永久に無料で種付けできるとあって価格は非常に高額です。最高額のGalileoは30億円、いちばん安いSuper Saverでも3億円かかります。すべての種牡馬株を購入するには合計342億円!
ただ、使いたい種牡馬だけをその都度購入するより、いつでもどの種牡馬でも使えるようにすべての馬を購入してしまったほうがいいと思います。買い残しがあると毎年「ハロー オススメの海外種牡馬株が……」といちいち牧場に呼び戻されて煩わしいですしね。
多額の費用は馬券で稼ぐのが手っ取り早い
そんなわけで多額の資金が必要になるのですが、今作では後述するように毎月の維持費もかなりかかるため、レースの賞金だけではなかなか追いつかないように思います。
ということで、自分は折を見て馬券でも稼ぎつつ、海外種牡馬を買い揃えました。
馬券に関してはVo.5の記事でも触れましたが、現在はもっと気楽に「固そうなレースだけやる!」という方針でやっています。たとえばこんなレース。
▲1番人気ジェンティルドンナと2番人気ダノンプレミアムが図抜けており、どちらも前から行く脚質。この2頭でワンツーフィニッシュになる確率が高い。
こういうときにジェンティルドンナとダノンプレミアムの馬連を購入。ガチガチの本命馬券ですが、オッズは5倍ほど付きます。1億円購入するとちょっと下がって4倍くらいに。それでも差し引き約3億円の儲けです。
どの馬が来るかわからないレースで一発狙うより、来る馬が見え見えのレースで手堅く稼ぐほうが、自分は好きですかね。
このほか、前から行く人気馬……キタサンブラックやキセキ、アエロリット、カレンチャンなどは高確率で馬券に絡むのでよく買っています。
逆に、後ろから行く人気馬はどんなに実力があっても崩れる危険があるので避けています。アーモンドアイやサトノダイヤモンド、マカヒキ、コントレイルなどなど。まあ差し脚質の人気馬って意外に多いのですが。高確率で潰れてくれるならまだしも、来る時はぶっちぎりで来るという浮き沈みの激しさが厄介ですね。
あと、自分の馬の単勝や複勝馬券を買ったりもしています。
▲ライバルたちより強すぎるとオッズはあまり期待できないが、単勝1.5倍くらいつくケースもままある。
まあこのあたりのやり方は好き好きかと。自分はちまちま稼ぎましたが、オッズ数百倍の馬券を一発当てれば全種牡馬を購入できてしまいますし、こういうのを狙うのもアリだと思います。
ついでに牧場施設の充実も
どのみち資金をたっぷり稼ぐならと、もう維持費を気にせず牧場施設もバンバン建ててしまっています。もはや牧場経営がどうこうという小さな話はどうでもいい世界になっていますね。
現在のところ、まだすべての施設を拡張し切ってはいませんが、毎月の牧場維持費は850万円。
▲シリーズ史上例を見ない金食いっぷり。繁殖牝馬探しなどでただカレンダーを送るだけでも毎年1億円以上かかる。
まあお金はかかりますが、各施設は馬の生産や育成にさまざまなプラス効果があるので、すべて建設しておいたほうがいいと思います。
▲馬柵は所有可能な頭数を増やすだけでなく、自分で育てた馬を種牡馬入りさせる際にも必要になる。最大まで拡張しておいた。
▲牡馬や牝馬を産み分けられそうな施設もある。拡張するにはオーナーランクがまだまだ足りないが……。
スタッフも雇ってみました。人物ごとに得意分野があるようで、それに合いそうな施設に付けてみましたが、効果の違いはあまりよくわかりません。
▲スタッフの人件費も毎月かかる。もうここまで来たら気にする金額でもないかもしれない。
なお、施設の多くは建設条件としてオーナーランクが一定以上必要になります。
オーナーランクはミッションをこなしてポイントを獲得することで上がっていきますが、牧場施設を建てまくるのがポイントを手っ取り早く稼げて便利でした。あとはリストを見ながら、できそうなミッションを少しずつ埋めています。
▲どうせ馬券を買うならと、全GⅠを回りながら購入。「全GⅠ馬券的中」で100pt獲得できる。ホープフルSだけは「競馬場」メニューから行けないため、自分の馬を出走させて馬券を買う必要がある。
「全ての種牡馬で種付け」とか「1000万馬券的中」などの至難なミッションは無理に狙わずとも、オーナーランクは十分に上げられるように思われます。まあいつか達成できそうなときが来たら狙ってみたいと思います。
※ 次回は1/18(金)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。