2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2020/12/18更新 Vo.3
重賞勝利からGI制覇へ
我が牧場でもようやくGI馬が出ました。最初の繁殖牝馬から代をつないでいく途中に出ました。
話は前回作った牝馬を繁殖入りさせたところからです。
▲初期牝馬ワルケリア×ジャスタウェイ×ゴールドアリュール×ヴァーミリアンと代をつないでできた牝馬。育成時のコメントは「気性難、脚元不安、母似」。重賞でそこそこ戦えるレベルの馬だった。
4代目はアイルハヴアナザーを配合
配合相手には、種牡馬をざっとひととおり確認し、「凝った配合」が成立してパラメータもそこそこ良さそうなアイルハヴアナザーを選択。速力×2、底力×2、長距離型×2のクロスも発生します。
▲アメリカの馬でケンタッキーダービーやプリークネスSなどを制した。代表産駒にアンタレスSやダイオライト記念を勝ったアナザートゥルースがいる。
種牡馬パラメータの影響か、脚元不安で体質が弱くて早熟な仔がよく生まれます。健康C+クロスの悪影響っぷりはかなりのものですね。
ただ、育てた仔はみんなオープンへ上がっているので、代をつなぐにしたがって能力がだいぶ上積みされてきていると思われます。
そんな中の1頭がやっと重賞を勝ってくれました。3歳春のアーリントンCです。
▲4番人気で勝利。予想印は1番目(人気)と4番目(展開)だけ◎であとは薄かった。
牧場でのコメントは『早熟、脚元不安、体質弱』。特別に期待はしていなかったんですが、展開がうまくハマッてくれたようです。
その後は大した活躍もできず、4歳後半には衰えが明らかになってきて引退。まあよく頑張ってくれました。
スピ・スタコメントの揃った仔がGIを制覇
じつはその次に生まれた仔のほうが有望で、そちらに期待をかけていました。
▲牧場でのコメントは「スピード、スタミナ、早熟、父似」。この配合で唯一スピードコメントが出た仔。
ようやくスピードとスタミナのコメントが揃った馬が出ました。短距離馬の母に短距離型のアイルハヴアナザーを付けてよくスタミナ馬が出たな、というところですが、長距離型のSadler’s Wellsのクロスが効いたのでしょうか。
頭角を現したのは3歳半ば頃から。早熟型のくせにちょっと遅めではあります。
ラジオNIKKEI賞、クイーンSと重賞を連勝し……
秋華賞で惜しくも2着のあとエリザベス女王杯に挑み……
3番人気ながらついにGIを勝ってくれました。
まあ早熟型ということで、このあと1戦だけして引退させました。勝てそうなAJCCを狙ったんですが残念ながら2着止まりでした。
この牝馬を繁殖入りさせて次の代へつなぎます。せっかくGI級の牝馬ができましたし、その子供たちにも期待するとしましょう。
ちなみに資金が増えてきたので牧場施設を2つほど作ってみました。育成中に恩恵がありそうな温泉と逍遙馬道です。
それぞれ維持費がひと月10万円ずつかかりますが、温泉を作ったことで放牧期間(完全回復まで)が8週間から6週間に短縮されました。ローテーションが組みやすくなって助かっています。
ロード時間を短縮するためのポイント
ところで、今回の『ダビスタ』ではロード時間の長さが気になった人も多いかと思います。昔のCD-ROMゲーム時代を彷彿させる長さ……と言えましょうか。とはいえ、もうこれは仕方がないので、なるべくロードが少なく済むよう遊び方を工夫したいところです。
とくに気をつけたいのが、牧場画面と「所有馬」画面の移動です。「所有馬」メニューは普段もっとも使う場所かと思いますが、ここと牧場との行き来の際に長いロードがよく発生します。
なので、できるだけ「所有馬」メニューから出ずにゲームを進めるのが、ロードを発生させないコツと言えます。
L・Rボタンで「入厩馬」「育成馬」「繁殖牝馬」を切り替え、細かな操作が必要な馬はAボタンで馬画面に入り、月週を進めるときはXボタンでカレンダーを出す。この操作だけでゲームを進めれば、ロードの回数が減って快適に遊ぶことができます。
繁殖牝馬売りが来たときや仔馬の誕生時などは強制的に牧場画面へ戻されますが、それを除けば「所有馬」メニュー内だけで日常的な操作はほぼ完結します。
あと、Nintendo Switchのゲームは、基本的にダウンロード版のほうがパッケージ版より読み込み速度が速い傾向があります。これから『ダビスタ』を購入しようと考えている方は、ぜひダウンロード版のほうを検討してみてください。
▲ダウンロード版はホームメニューの「ニンテンドーeショップ」やニンテンドー公式サイトで直接買えるほか、各種ECサイトやゲームショップ等で「ダウンロード番号」を購入して入手することもできる。
またダウンロード版は、カードの抜き差しし過ぎによる接触不良の心配がないのも利点です。
ただし、Nintendo Switchの本体保存メモリーは32GBしかないため(システム領域を除くと正味26GB程度)、いくつもソフトを入れるとすぐに一杯になってしまいます。いろいろなソフトをインストールしている方は、容量のやりくりにご注意ください。
ちなみに『ダビスタ』の容量は3.1GBです。
なお、Nintendo SwitchにmicroSDカードを挿していると、ダウンロードソフトは本体ではなくmicroSDカードにインストールされます。microSDカードは基本的に本体保存メモリーより読み書きが遅いので、こちらにインストールされているとあまり意味がありません。
▲ホームメニューの「設定」→「データ管理」から保存容量の状況を確認可能。「SDカード」側の容量が使われているようならそちらにソフトがインストールされている可能性がある。
microSDカードにソフトがインストールされている場合は、ホームメニューの「設定」→「データ管理」→「本体/SDカード間のデータ移動」からソフトを本体保存メモリーへ移動させることができます。
快適に『ダビスタ』を遊ぶために、動作環境はよく確認しておいてみてください。
※ 次回は12/21(月)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。