2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2020/12/14更新 Vo.2
最初の自家生産牝馬から血を繋いでいく
前回は最初の1頭・ジャスタウェイ×ワルケリアの牝馬を育て、繁殖入りさせました。
▲現役時代は3勝クラス止まり。能力的には初期牝馬のワルケリアよりは高いと思いたい。
つぎはこの牝馬から仔馬を生産します。写真はすでに何回か配合した後のものですが。
『ダビスタ』では競走能力の高い牝馬ほど仔馬の能力も全般的に高くなります。親よりも強い仔を作って繁殖入りさせて……と代を伸ばしていくのが『ダビスタ』の楽しみのひとつです。
また資金も多少増えたので、ここからは毎年種付けをして馬を増やしていきます。馬がたくさんいるほど資金を稼ぎやすくなります。
2代目はゴールドアリュールを配合
配合相手に選んだのはゴールドアリュール。自身もダートGⅠを4勝し、エスポワールシチーやスマートファルコンなどダートの強豪を輩出している優秀な種牡馬です。
▲ダート適性◎で距離適性が短め。産駒はダートが得意な短距離馬が出やすい。
『ダビスタ』では伝統的に、ダートを走れる馬は芝も走れます。芝での能力をベースにして、ダート適性が高いとさらにダートも走れる、という仕組みです。ダート馬は芝馬の上位互換とも言えそうですね。
なので、ダート馬を作りやすい種牡馬を選んだ次第です。
そしていざ配合。
▲「凝った配合」が成立し、速力クロス×1と底力クロス×3が発生。
ヘイルトゥリーズン系×ヘイルトゥリーズン系。もはやこれが当たり前な時代ですねぇ。
一応、前作『ダビスタGOLD』で最重要だった「凝った配合」を重視してみています。本作での効果のほどはまだよくわかりませんが……。
で、この配合から生まれた仔を片っ端から走らせました。全部で以下の6頭です(メモ書きは牧場で言われたコメント)。
・【牝馬】気性難、母似
・【牡馬】根性、脚元不安、体質弱、父似
・【牝馬】スピード、パワー、気性難、体質弱、父似
・【牝馬】パワー、気性難、早熟、体質弱、父似
・【牡馬】落ち着き、晩成、丈夫、体質弱、父似
・【牝馬】落ち着き、早熟、丈夫、体質弱、母似
残念ながら重賞勝ちの馬は出ませんでしたが、ほぼみんなオープンまで上がれました。初代の配合のときよりはだいぶ楽になった感じです。
▲ダート戦に使うとダート適性を教えてもらえる。どの仔もみんなダートが得意の模様。
なお、芝のレースでは重馬場や荒れ馬場に対する適性が影響するようです。荒れ馬場適性は本作で新たに登場した能力ですね。
▲重馬場や荒れ馬場を走ると教えてもらえる。良馬場のレースで馬場のいい所を走るなら無関係。
あと、体質の弱い仔が多かったのが気になります。クロスの弊害でしょうか。
▲体質が弱いと疲労が溜まりやすく、やたら放牧が必要になってレースに使いにくくなる。
これまでの『ダビスタ』では「健康」というと「脚元丈夫・不安」のことをおもに指していましたが、本作では疲労に影響する体質のほうが重要な感じがします。とくにたくさん走らせて資金を稼ぎたい序盤にはちょっと影響が大きいですね。
それで結局、上のほうで紹介した6頭のうち3番目と4番目の牝馬が比較的強かったので、この2頭を繁殖入りさせて残すことにしました。
▲重賞は勝てなかったが能力はそこそこ高そう。次世代の仔に期待。
3代目はヴァーミリアンを配合
次の代に進み、今度はヴァーミリアンを配合相手に選びました。
▲エルコンドルパサーの後継種牡馬として期待されたが2017年に廃用。ゲーム内でのパラメータはそこそこいい。
またダート適性◎の種牡馬です。そして先ほどの自家生産牝馬に種付け。
▲「凝った配合」に加え、速力クロス×3と底力クロス×4が成立する。
で、また生まれた仔をすべて育てていきます。2頭の牝馬から合計16頭の産駒を生産しました。
残念ながらまたも重賞勝ちの馬は出ませんでした。半分強の仔はオープンクラスで、残りはほとんどが3勝クラス止まり。ごく一部に1勝もできず引退していった仔も。
ただ、たくさんの仔を走らせまくったおかげで、資金は10億円を突破しました。
資金が貯まったら牧場の施設を作りたいところですが、本作では施設1つ1つに維持費がかかるようです。下手にいろいろ作ると以後の経営を圧迫しかねません。なので、この段階ではまだ施設には手を出さないでおきます。
そのほか、この配合では体質のタフな仔が目立ちました。父ヴァーミリアンの「健康A」が効いたのでしょう。
▲タフな仔は月1でレースに使い続けても大丈夫。放牧の必要もない。
3勝クラス止まりでも、30~40戦できるタフな仔なら1億円くらい稼いできます。たいへんオーナー孝行です。
で、いちばん活躍したのはこの仔でした。牧場でのコメントは「気性難、脚元不安、母似」。重賞勝ちこそありませんが、スピードがそこそこあるようで、直線でなかなかいい末脚を見せてくれました。
▲オープンクラスでそれなりに勝ち負けした。重賞は2着が2回。
この仔ともう1頭を繁殖入りさせ、つぎの代につなぐことにしました。牧場施設をいっさい拡張していないので、繁殖牝馬は2頭が上限です。
そろそろ高額な繁殖牝馬を買ってきて新たに配合するのもアリですが、せっかくなのでもう少しこの自家生産の血統を伸ばしていくことにします。
まずは強い馬よりも資金稼ぎを優先していこうと思います。
※ 次回は12/18(金)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。