2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2020/12/11更新 Vo.1
祝『ダビスタ』発売! まずは牧場の資金稼ぎから
『ダビスタ』の新作が発売されました。皆さん、もうプレイされましたか?
前作の『ダビスタGOLD』は6年前、前々作の『ダビスタDS』はさらにその6年前なので、いまや『ダビスタ』シリーズを知らない人も多いかもしれません。
『ダビスタ』は競走馬を育成してレースで走らせるゲームです。特別な目標やイベント等はなく、ただひたすら馬を育てて走らせて……を繰り返すシンプルなゲームです。ただ、その中に奥深さがあって、ともすれば延々と続けてしまう中毒性があるのです。
競馬ファンの中にも『ダビスタ』が元で競馬を始めたという方が少なからずいらっしゃることと思います。かく言う自分もその1人です。
そんな『ダビスタ』のプレイ日記をこれから紹介していきます。皆さんのプレイに少しでも役立ててもらえれば幸いです。
初期繁殖牝馬にジャスタウェイを配合
最初は1頭の繁殖牝馬と2,000万円の資金を持った状態からゲームスタートします。これまでのシリーズと同じですね。
▲シリーズおなじみの初期画面。チュートリアル等もなくいきなり放り出されるのが『ダビスタ』。
どんな繁殖牝馬が割り当てられるかはランダムの模様。うちはワルケリアという馬でした。能力的には最低クラスの初歩的な牝馬です。
▲運が良ければ高レベルな牝馬も出るらしい。リセットマラソンするのもアリかも。
この繁殖牝馬に種牡馬を種付けして仔馬を生産し、育てて走らせて賞金を稼いでいくのが基本的なゲームの流れです。
どんな種牡馬を配合するかによって、仔馬の能力に傾向の違いが出てきます。ここが『ダビスタ』のいちばんの妙味であり、ユーザーが延々と掘り下げる楽しい部分と言えます。
が、本作についてはまだよくわからないので、あまり深く考えず、とりあえず適当に相性の良さそうな種牡馬を種付けしておきます。
▲種付け料400万円のジャスタウェイを種付け。速力のクロス2本と「凝った配合」が成立。多少なりとも能力プラス効果があることを期待して。
で、1年後に仔馬が生まれます。
最初は牝馬を作るのが重要です。牝馬は競走生活が終わったあと繁殖入りさせて繁殖牝馬にすることができます。セリで繁殖牝馬を買うと費用も馬鹿にならないですから、資金が少ないうちは牝馬を自家生産するのが重要になってきます。
最初は1~2頭だけ生産して繁殖牝馬を売却
1頭生まれたら、また種付けして2頭目の仔馬を生産することもできます。ただ、馬は1頭につき毎月10万円の維持費がかかるため、頭数が増えると資金を圧迫します。
最初の1頭目が育ってレースで賞金を稼げるようになるのはまだだいぶ先。ここは1頭だけで生産をやめ、繁殖牝馬を売却することにしました。
種付け料の安い種牡馬を付けるなら、2頭目の生産もアリかと思います。いずれにしても、最初の1~2頭が牧場の命運を握ることになるでしょう。ダメだったら牧場を作り直しです!
1頭目の活躍結果は……
さて、仔馬が育って2歳7月に入厩できるようになりました。これから競走馬生活が始まります。
▲このコメントが出てはじめて入厩が可能。過去作にあった、早めに入厩させて鍛えまくる策は使えない。
入厩先は美浦の「柳厩舎」。とりあえず一番上の厩舎を選んでおきます。
入厩した馬は調教によって鍛えていきますが、調教システムがこれまでのシリーズとは違うようなので、ここは「おまかせ」で育成してもらうことにします。
▲調教とレース出走を自動でやってくれるおなじみの機能。自分で介入することもできる。
デビュー戦の予想印でざっと能力を診断。まあまあやっていけそうな感じです。
▲新馬戦ではなく未勝利戦でデビュー。新馬戦はアエロリットやダノンプレミアムなど強敵が出てきやすい。
で、5歳まで育てて結局3勝クラス止まりでした。
▲3勝クラスでそれなりに人気になるが勝ち切れないズブい馬だった。
運が良ければ1頭目から重賞級やGⅠ級の馬が生まれることもあるようですが残念。まあ資金も5,000万円くらいまで増えましたし、ここは先に進むとします。
借金生活から始めるのも一手
ちなみに資金が底をついてもすぐにはゲームオーバーにはならず、2億円の融資を受けてゲームを続行できます。2億円あれば最初から馬をバンバン生産して稼げます。これを利用するのもひとつの手です。
▲スマイルバンクなる営業マンから2億円融資してもらえる。以後毎月200万円ずつ、10年かけて返済していく。
ただし、一度借金をすると牧場の屋根が永久に赤色になります。返済すれば元通りに……とは行かないわけですね。一生“赤字経営者”の烙印を押されます。
そのかわり、借金したプレイヤーだけが受けられる「返済ミッション」があります。
▲通常のミッションとは別に返済ミッションが発生。クリアするとお金をもらえる。
自分は屋根の色が永久に変わってしまうのは嫌なので、初期資金の範囲内でなんとかやりくりしました。この辺りは好き好きかと思います。
そのほか、馬券を当てて一気に資金を増やす手もあります。万馬券を当てられれば、初期資金2,000万円をいきなり20億円に増やすことも!
▲最初なら外れても牧場をまた作り直せばいいだけ。資金は全額賭けてしまおう。
何回かやってみましたが、自分は当てられませんでした。
ちなみにリセットして同じレースをやり直すと、結果は毎回変わります。結果を知った上で馬券購入、という手は使えないようです。
そんなこんなで、ひとまず最初の1頭を育て終え、繁殖入りさせました。つぎはこの牝馬に種牡馬を配合して馬を増やしていこうと思います。
最初はとにかく馬をたくさん走らせることが大事。生まれた仔を片っ端から育てて走らせれば、資金はたいてい増えていきます。まずは資金を増やして、高額な繁殖牝馬や種牡馬を自由に使える環境を整えたいところです。
※ 次回は12/14(月)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。