2012
02.03

根岸S 回顧

綺麗に傾向どおりに決まりましたね。
以下「ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト」に載せたコラムを掲載します。

東京ダート1400mは「前走1600m以上に出走」した馬で「前走芝のレース」か「3コーナー7番手以内」の位置取りを経験した馬は、複勝率が25%。複勝回収率が123%(11年1月~)と非常に優秀な期待値を示しています。
当レースも該当馬は過去5年のうち3年で馬券対象馬を出し、10人気以下で馬券になった馬が2頭いますから、複勝回収率も(単勝回収率も)大幅プラスになっています。
ちなみに、08年は該当馬のカフェオリンポスが15人気ながら3着馬と0.1秒差の5着ですから、この馬が3着ならば、数字上の回収率はもっと高くなったんですけどね。(もちろん今回のレースにおいてはカフェオリンポスが過去に3着で回収率が高かったとしてもなんの意味もないんですが、カフェオリンポスの激走は注目すべき事象ではあります)

それから、今日の馬場状態と明日のペース(おそらく緩い流れ)を想定すると、芝のキレに近い適性が要求されそうなので、芝実績もポイントになりそうです。

推奨馬はテスタマッタです。父も母父もスピード優先のダートは得意。砂の深いダート中距離でも結果を出していますが、血統的に2000mも対応できることと絶対能力で走っているわけで、本質的には1400mの方が合うでしょう。また、芝実績もあるのは明日の馬場では有利です。

タイセイレジェンドは父も母も芝血統。軽いダートでマイペースで走れば、今の馬場ならば好時計を出せる可能性は高いです。

ダノンカモンも今の馬場は歓迎。コーナー2つも歓迎で前走から条件は好転します。

トウショウカズンは父も軽いダート得意ですが、母も軽いダートは歓迎。ダンシングブレーヴの血を母に持ちますが、欧州血統を母系に持つ馬に相性のよい当レースでは強調材料です。

以上が、レース前のコラムでした。
「母方に欧州の重い血」というのは、来年以降の当レースでもポイントになりそうです。

*当コラムはすべて無断転用、推奨馬情報等を無断で流布することを一切禁じます。

各ポイントの詳細は単行本「重賞アプローチ式 2012データブック」をご参照ください。

「ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト」では各ポイントや血統、戦歴、オッズなどを総合的に判断した亀谷の注目馬、最終見解がご覧いただけます。

サンプルはこちら⇒(ステイヤーズSのページ)

ブラッドバイアス血統馬券プロジェクト
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