2012
02.10

東京新聞杯 回顧

今年もポイント1(「重賞アプローチ式 2012データブック」 P.35)該当馬が1-3着を独占。前走重賞3着以内馬は全滅に終わりました。
ポイント2に書いたように、トラックバイアスの影響も出たレースで、1桁馬番が上位を独占しました。

以下「ブラッドバイアス血統馬券プロジェクト」に掲載したコラムです。

過去5年の当レースは、前走重賞で3着以内の馬は12頭出走して、3着以内はゼロ。一方、4着以下の馬は8頭馬券になっています。
通常は、前走3着以内馬の方が成績はいいのですから、当レース独特の傾向といえます。
当レースで3着以内馬の相性が悪いのは、京都の芝1600m(主に金杯)との関連性が薄い事と、メンバーのレベルが拮抗しているので、前走では凡走して余力を残している馬の方が有利だと考えられます。
一方、オープン特別組は、重賞よりも相手が軽いので、むしろ6着以内には走っているある程度好調な馬の方が好走確率は上がります。
血統面ではロベルト、キングマンボの血が目立ちます。

推奨馬はヒットジャポットです。前走は苦手な中山で3着。余力は十分ですし、不向きな条件ながらも3着には走っているのは、充実の証です。
母のタイキトゥインクルは6歳で初めて重賞で馬券になったように晩生の血統馬。まだまだ上積みが見込めます。父はレコードホルダーのダノンシャンティを出しているフジキセキというのも強調材料です。

ガルボはスタミナ血統ながら、自身は1600m以下の方が適性の高い馬。当レースは血統は中長距離指向が強く、1600以下の方が成績の良い馬が走りやすい傾向のレースです。
土曜の馬場は内寄りの枠を引いた馬が有利になるレースも多かったので、当レースも内々を回れるレースになるのが理想です。


 
*当コラムはすべて無断転用、推奨馬情報等を無断で流布することを一切禁じます。

各ポイントの詳細は単行本「重賞アプローチ式 2012データブック」をご参照ください。

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サンプルはこちら⇒(ステイヤーズSのページ)

ブラッドバイアス血統馬券プロジェクト
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