2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/4/19更新 Vo.37
「牝馬で日本ダービー勝利」へ! 2つの配合を試す
今回は配合の話です。
ミッション「牝馬で日本ダービー勝利」達成のための配合をやってみました。
2400m戦を勝つにはそれなりにスタミナが必要です。スピードが高すぎるとスタミナが削られてしまうので、ある程度スピードを落としてスタミナを併せ持つ馬を目指します。
こういうときはやはりディープインパクトの出番でしょうか。
安定A・実績Aで距離適性は中距離、それに成長型は「持続」。スピード・スタミナの揃った早熟産駒を狙うのに適任かと思います。現実の競馬でもここ10年、オークス馬4頭にダービー馬6頭と、ダントツの産駒成績を上げていますしね。
ディープインパクトの配合は、過去にディープインパクト×キングカメハメハ×エルトゥルマニエという配合をやりました。このときは牝馬三冠を獲る馬が生まれてくれました。
ただ、ディープインパクトは「凝った配合」を作ろうとすると、あまり選択肢がないんですよね。繁殖牝馬にエルトゥルマニエかスクリーンキャプチャを使う配合にだいたい絞られます。
前回はキングカメハメハを挟んで2代配合にしましたが、今回はエルトゥルマニエに直接ディープインパクトを付けるシンプルな配合にしてみました。
配合理論は「凝った配合」と速力×1・パワー×1のクロスです。
エルトゥルマニエはスピード70、スタミナ62、パワー63、ダート○と、十分に能力の高い繁殖牝馬です。2代配合にしなくても、普通に能力の高い仔が生まれてくれるでしょう。
ちなみに、日本ダービーを勝つついでに前週のオークスも勝てば、ミッション「日本ダービーとオークスを同年制覇」もクリアできるかも、と目論んでみたり。
牡馬と牝馬の2頭で制覇するよう説明があるので、1頭で両方勝っても無効かもしれませんが。
まあとにもかくにも、まずは日本ダービーを勝てる牝馬を生産することですね。
ディープインパクト×エルトゥルマニエの手応えは……
ということで、ディープインパクト×エルトゥルマニエで生産をしました。
「スピード」コメントが5頭に1頭くらいとよく出ますし、「スタミナ」コメントもちょいちょい出ます。両方揃った仔も出ました。悪くはありません。
「バネ」コメントの仔もときどき生まれました。能力が全体的に高く揃いやすいようです。
ただ、どの仔も走らせてみるとイマイチです。重賞になると印が薄くなり、GIではからっきし、という仔ばかり。言うほど能力は高くないのかも。
「根性」コメントも滅多に出ません。底力クロスがないのが要因でしょうか。
こんな感じで、これと言った仔がなかなか出ないのですが、その中でいちばん良さそうだったのがこの馬。「スピード」、「スタミナ」、「落ち着き」、「早熟」、「脚元強い」、「父似」をコメントされた4月1週入厩の馬です。
2歳戦では見込みありそうな印でした。
ただ、オークスや日本ダービーまで来るとちょっと厳しそうな感じ。レースもボロ負けでした。
どんなに頑張って育て直しても、この馬じゃ難しいですかね。
Tapit×ミゼラブルウェイも試してみる
ちょっと気分を変えて、別の配合も試してみることにしました。Tapit×ミゼラブルウェイという配合です。
Tapitは安定A・実績Aで成長型「持続」と、ディープインパクトと似たパラメータを持つ優秀な種牡馬です。
▲アメリカの種牡馬。多数の活躍馬を輩出し、2014~2016年に北米のリーディングサイアーに輝いた。日本ではフェブラリーSの覇者テスタマッタやローズSを勝ったラビットランが代表産駒として挙げられる。
一方のミゼラブルウェイは、Tapitと「凝った配合」になる唯一の繁殖牝馬です。スピード64、スタミナ58、パワー58、ダート○と能力もまずまず。
この両馬を組み合わせると「凝った配合」になり、速力×2と底力×3のクロスが発生します。
ディープインパクト×エルトゥルマニエの配合と比べると繁殖牝馬の能力がやや劣りますが、クロスの数が多く、とくに根性アップが期待できそうです。また父の距離適性がやや短距離寄りなことから、産駒はスピードが付きやすいでしょう。
ということで、こちらの配合も並行して進めてみました。
ところが、「スピード」コメントは6~7頭に1頭くらいしか出ず、「スタミナ」コメントは皆無。どうもディープインパクトの配合よりも手応えが一段悪い感じです。
一方、「根性」コメントはよく出ます。3~4頭に1頭くらい。底力クロスの恩恵でしょうか。
おかげでスピードと根性の揃った馬がときどき生まれてくれます。ただ、スタミナが全然付かないんですよね。1600mのレースで「距離が長い」と言われてしまう馬ばかりで……。
いい線まで行ってくれた馬が1頭いたのですが、1800mくらいが限界でした。「スピード」、「根性」、「早熟」、「脚元強い」、「母似」をコメントされた5月1週入厩の仔です。
クラシック狙いという点では、こちらの配合もちょっと厳しい感じですね。繁殖牝馬の能力がそこまで高くないのが要因かと思います。
そんなわけで、現在のところまだ成果を得られずにいます。もう少しこれらの配合で粘るか、また別の配合をやるか、ちょっと検討中です。
※ 次回は4/23(金)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。