2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/4/5更新 Vo.33
続・オルフェーヴル×スプリングスイーツ
前回紹介したオルフェーヴル×スプリングスイーツの配合を引き続きやっています。
オルフェーヴルと……
スプリングスイーツ。
配合は「凝った配合」で短距離型×2と底力×3のクロスが発生します。
安定C・実績Aのオルフェーヴルの爆発力に期待する配合です。前回はスピード・根性・気性難の馬を育てましたが、ズブい上に根性が微妙で、思いのほかイマイチな馬でした。もっと強い馬を狙うべく、もう一度生産をやり直してみました。
今回はスピード爆発した産駒があまり出ず
産駒の傾向は基本的には前回と同じですが、今回は「スピード」コメントがちょっと少なめでした。7~8頭に1頭くらいです。
その「スピード」コメントの仔も大半が根性なし。どうもスピードと根性がうまく揃いませんね。1頭だけスピードと根性の揃った仔が出たのですが、たまたま運良くスピード爆発もしていました。それが後ほど紹介する馬です。
他にスピードが爆発したと思われる仔は無し。今回はちょっと不発気味です。
「スタミナ」コメントは10頭に1頭、「根性」コメントは5頭に1頭くらいでした。
気性に関しては、やはり父似産駒と母似産駒とでくっきり傾向が分かれました。
父似産駒は「落ち着き」ゼロで「ウルサい」仔がちらほら、母似産駒は半数近くが「落ち着き」で「ウルサい」仔はゼロです。父と母の気性の違いがよく現れています。
あと前回も含めて、この配合は栗毛の仔しか生まれていません。両親ともに栗毛だと子供も基本的に栗毛になるようですね。
GIを勝てた仔は1頭だけ
で、めぼしい仔をいろいろ育ててみましたが、その中でGIを勝てた仔は1頭だけでした。「スピード」、「根性」、「早熟」、「父似」をコメントされた7月1週入厩の仔です。唯一のスピード爆発馬です。
早熟型にしては入厩が遅め。2歳GIには間に合わず、NHKマイルCでGI勝利を挙げました。
種牡馬入り後のパラメータです。
距離適性「1000~1400m」と、ややスタミナもあるスピード馬でした。底力Aで根性も不安なし。
この馬を育て直すことにしました。と言うか、この馬以外に候補がいません。
凱旋門賞は無理! 距離は2200mくらいが限界か
スピードがあって成長が早く、「ズブい」やその他のマイナス要素もなし。非常に育てやすい馬でした。
3歳春まではマイル路線を中心に戦い、NHKマイルCと安田記念を勝利。
ただ、宝塚記念では「距離が長い」と言われて負けたので、2000mくらいが限度ですかね。以降は天皇賞(秋)や大阪杯など、2000mまでのレースを中心に戦いました。
スピード的にはそこまで突き抜けたレベルではなく、勝ち方は地味。根性があるおかげで勝ちやすいという感じです。
4歳時はスタミナも一段成長し、2200mの宝塚記念まで勝利。
そのまま凱旋門賞にも挑んでみましたが、2400mは明らかに持ちませんでした。2200mが限界の模様です。
ジャパンCも有馬記念もやっぱり距離的に無理でした。
仕方がないので、スプリンターズS、天皇賞(秋)、マイルCSと短距離馬のローテーションを歩みます。
同じGIばかり勝ってもミッションのポイントは各GI・10勝目までしかもらえないので、できるだけ幅広くGIを勝っていくのが望ましいのですが、やっぱりどうしても偏ってしまいますね。
明けて5歳時は大阪杯を勝ったものの、どうも衰えが見えてきた様子。
この後、安田記念に出たところ、何度やってもアエロリットに競り負けます。そろそろ潮時でしょうかね。残念ながら引退としました。
早熟馬ながらよく頑張ってくれたと思います。まあ持続型なんですが。
そして種牡馬入り。
距離適性「1000m~」のスピードを持つ馬でも、本当にスピードが高い馬はスタミナが「~1200m」にまで削られてしまうようです。逆に「~1400m」のスタミナを持つ馬は、そこまでスピードが高くないと言えましょう。この馬がそうですね。
ただ、このスタミナでは2400mのレースは勝てないことがわかりました。もっとスタミナを付けるには、スピードが「1200m~」や「1400m~」とやや落ちる馬でないとダメかもしれません。こんなバランス調整がされているようですね、今作の『ダビスタ』は。
せっかく安定C・実績Aの種牡馬ができたので、つぎはこの馬を使って配合をしようと思います。
※ 次回は4/9(金)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。