2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/3/29更新 Vo.31
白毛でGIを狙う! Le Havreを付けて配合完成
白毛の馬でGI勝利を狙う計画の続きです。
前回はダイワメジャー×ホワイトショコラで白毛の繁殖牝馬を作りました。こちらがその馬です。
▲能力コメントは「スピード」、「根性」、「ウルサい」、「脚元強い」、「体質弱い」で入厩は4月1週。重賞を5勝して繁殖入りした。
今回はこの繁殖牝馬にLe Havreを付けて配合を完成させます。
▲フランスの種牡馬。競走馬時代は仏GIのジョッケクルブ賞を勝利。種牡馬入り後はAvenir Certain、La Cressonniereと仏二冠牝馬を立て続けに輩出して注目されている。
“ルアーヴル”と読むようです。昔の『ダビスタ』にいたRahyの孫にあたる種牡馬です。安定B・実績Aで短距離寄りとあって、産駒のスピード能力はけっこう期待できそうです。
配合は「凝った配合」で、短距離型×2と底力×3のクロスが成立します。
この配合でGI馬の生産を狙います。
父似と母似の産駒に明確な違いが現れる
まず毛色に関しては、母が白毛ということで大半の産駒が白毛になります。
能力面では、「スピード」コメントが4頭に1頭くらいとけっこう出ます。なかには晩成型で「スピード」コメントを言われた仔もいました。短距離型×2のクロスがしっかり効いているようです。
一方、「スタミナ」と「パワー」のコメントはまったく出ませんでした。ここはまあ仕方なし。
根性と気性に関しては、どうも変な偏りが見られました。とくに気性について、これまで牡馬産駒で「ウルサい」コメントはほぼ見たことがなかったのですが、この配合だとちょくちょく出ます。
なぜだろう、と思ってよく観察すると、「母似」の仔に限って「ウルサい」を言われるのに気づきました。「父似」と「母似」の産駒で以下のような違いが出ています。
■父似産駒
・「根性」……ほとんど出ず
・「落ち着き」……7割以上が言われる
・「ウルサい」……ゼロ
■母似産駒
・「根性」……半分ほどコメントされる
・「落ち着き」……ゼロ
・「ウルサい」……4頭に1頭くらい言われる
父似産駒は気性がとてもいいけど根性が付かない。母似産駒は根性が優れるが気性がかなり悪い。
これは母の能力が影響していると思われます。母は「根性」と「ウルサい」をコメントされた馬ですが、母似の産駒はその根性と気性を受け継ぎやすいのでしょう。
逆に父似の産駒は、母の能力と関係なく純粋に父のパラメータで決まる、というところでしょうか。
こう見ると、繁殖牝馬作りの際は根性や気性にも気を配ったほうが良さそうですね。
なお、体質や成長型などはとくに違いが出ていません。父が体質Cだけに、父似産駒も母似産駒も「体質弱い」コメントがボロボロと出ています。
育てるのに苦労しそうですが、GIを勝てればヨシとしましょう。
育ててみた仔たち
それでめぼしい仔を何頭か育ててみたところ、GI勝利まで行けたのは以下の2頭だけでした。
まず、「スピード」、「根性」、「脚元強い」、「母似」をコメントされた8月1週入厩の仔。珍しいブチ柄の白毛です。
スピードは割とあるようで、順調に重賞を勝ち進んでスプリンターズSへ。上から2番目の印が◎と、根性の高さを伺わせます。
ここを勝利して種牡馬入り。
距離適性「1400~1600m」とスピードもスタミナもまずまずで、底力Aが光ります。ちゃんと育てたらけっこう強そうです。
と言うか、この時点でミッション「白毛の馬でGI勝利」はもうクリアなんですが、あくまでも試走なのでまた改めてGIを獲り直します。
そしてもう1頭は「スピード」、「晩成」、「体質弱い」、「母似」をコメントされた10月1週入厩の仔。晩成型で「スピード」コメントが出ていて、かなりのスピードがありそうです。
晩成型でもデビュー戦からずっと印が厚く、スピードは間違いなく高い模様。そして4歳秋にスプリンターズSを勝利して種牡馬入り。
距離適性「1000m~」と、最高スピードクラスの馬が出ました。安定B・実績Aの配合でもここまで行くようですね。
こちらの馬のほうが楽にGIを勝てそうなので、本採用することにしました。
白毛でGI勝利を達成
ということで、育て直しです。
手動で調教すると細かい情報がいろいろ判明します。荒れ馬場と重馬場が得意で、スタートは抜群。ただ、「ズブい」のコメントも出てしまいました。
これのせいか、スピードがある割りに接戦がやたら多かったです。スパートするのが遅いんですよね。
あと根性もそんなに高くないようで、強敵と競り合いになると負けます。並ぶ間もなく一瞬で抜け出す展開にならないとちょっと厳しいです。扱いが難しい馬ですね。
まあそれでもGIを勝ってなんとか目標は達成。
あととにかく体質が弱く、2戦すると疲れてしまうので、春2戦・秋2戦の超ゆるゆるローテーションを歩みました。年間わずか4戦のみ。
種牡馬入り後のパラメータは試走のときと同じです。
距離適性「1000m~」のスピードクラスの中でも、ちょっと低めのスピードだったように思います。まあ「ズブい」がなければもっと強かったとは思いますが。
そしてミッション「白毛の馬でGI勝利」も無事クリアです。
いろいろな配合を試しつつ、未クリアのミッションも少しずつ埋めていきたいところです。
※ 次回は4/2(金)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。