2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/3/12更新 Vo.26
安定B種牡馬の配合(4) Street Cryを付けて完成
Street Cryの配合の続きです。安定Bの種牡馬として、パラメータが良く「凝った配合」を作りやすいStreet Cryに挑戦しているところです。
前回はシビルウォー×イチバンノキボウで繁殖牝馬を作りました。
▲能力コメントは「スピード」、「スタミナ」、「落ち着き」、「早熟」、「脚元不安」、「母似」で入厩は5月1週。エリザベス女王杯をなんとか勝つくらいの強さだった。
今回はこの繁殖牝馬にStreet Cryを付けて、配合を完成させます。
配合理論は「凝った配合」に加えて短距離型×1、速力×1、底力×3のクロスが成立します。
有望な産駒がけっこう生まれる
で、生産してみた結果ですが、割といい手応えでした。5頭に1頭くらい「スピード」コメントが出て、「スタミナ」や「根性」もそこそこ言われます。早熟寄りでもないのに、なかなかいい感じのコメント率です。
「育ててみよう」と思える仔もちょいちょい出ました。
まず「スピード」、「落ち着き」、「脚元強い」、「母似」をコメントされた8月1週入厩の仔。それなりにスピードがありそうな馬です。
NHKマイルCの時点でそこそこ印を獲ります。上から3番目の印が厚く、気性は良さそうです。
残念ながらここは敗れたものの、秋にスプリンターズSを勝って種牡馬入り。
距離適性「1400m~」とまずまずのスピードでした。まあ全体的にちょっと平凡な感じですね。
次に育てたのは「スピード」、「落ち着き」、「脚元不安」、「タフ」、「父似」をコメントされた6月1週入厩の仔。
印はけっこう付くんですが、勝ち切れないレースが多い。スタミナがちょっと微妙な感じです。NHKマイルCも最後に失速して大敗しました。
でもスプリント戦では強い。スプリンターズSを勝って種牡馬入りしました。
距離適性「1200m~」と、先ほどの馬よりスピードが一段高いですね。でもスピード馬としては少し物足りません。
さらに次の馬を育てます。今度は「スピード」と「スタミナ」のコメントが揃った仔です。他のコメントは「落ち着き」、「脚元強い」、「母似」で入厩は7月1週。
この仔も印がけっこう付くのになかなか勝ち切れない。条件戦を勝ち上がるのに手間取りました。スタミナは十分にありそうなんですが、競り合うと弱い。どうも根性が低い感じです。
上から2番目の印が薄く、根性の低さを伺わせます。
でも抜け出してしまえば強い。高松宮記念では後続を寄せ付けずに勝ちました。
種牡馬入りさせてパラメータを確認。
距離適性「1400m~」のスピードを持ちつつ、スタミナも「~2400m」とけっこうあります。これはなかなかの逸材かもしれません。
距離適性「1000m~」や「1200m~」の馬は決まってスピード一本槍でスタミナが皆無なのですが、「1400m~」の馬ならスタミナが十分に付くようですね。スピードとスタミナの両立した馬を生産するには、この辺りが狙い目になるのかも。
さて、もう少し生産を続けます。すると珍しく「バネ」コメントの馬が生まれました。
能力コメントは「落ち着き」、「晩成」、「脚元強い」、「タフ」、「母似」で入厩は10月1週。3歳時はほぼ条件戦暮らしで、重賞デビューは4歳になってからでした。そして4歳秋頃からめきめきと成長していきます。
上から2番目と3番目の印が厚く、根性と気性がかなり良さそうですね。レースは無事に勝利し、種牡馬入りとなりました。
ズラリとAが並んでいい感じです。ただ距離適性「1800m~」とスピードがちょっと低いですね。根性があってレースでは強いんですが。
以上のような産駒状況で、ここは3番目に紹介した距離適性「1400~2400m」の馬を採用することにしました。
スピードとスタミナは優秀も根性が低くて苦戦
ということで、改めて育成です。
スタミナを活かすべく、なるべく長い距離のレースに使っていきます。
併せ調教を入念に行なってみましたが、根性の低さはどうにもならないようです。種牡馬入り後のパラメータでは底力Bなんですけどね。Bの中でも低い部類なのでしょう。
また、スピードとスタミナはあるのに一番下の印が付かないとは、パワーが低くて足を引っ張っているんでしょうか。
とにかく直線で競り合いになると弱く、勝ち進むのに苦労しました。菊花賞を勝ってとりあえずGI勝利は達成。
ジャパンCや有馬記念ではまったくダメでした。競り合いにならないように勝つのはちょっと無理そうですね。
それでも翌年に天皇賞(春)を勝ってGI・2勝目。
勝ったGIは京都ばかり。京都は直線に坂がないからパワーがなくても勝ちやすいんですかね。
宝塚記念も行けそうに見えましたが、最後に競り合いになってズルズル落ちていきました。
秋はもう勝ち目がなさそうなので引退です。根性がない馬はやっぱり厳しいですね。
種牡馬入り後のパラメータは試走のときと同じです。
今回育てた馬は微妙でしたが、能力的にはなかなか有望な仔が出そうな配合と思えます。
もう少しこの配合を続けて様子を見ようと思います。
※ 次回は3/15(月)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。