2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/3/8更新 Vo.25
安定B種牡馬の配合(3) Street Cry配合に向けて肌馬作り
懲りずにまた安定B種牡馬の配合をやってみます。
今回目を付けたのは海外種牡馬のStreet Cry。
▲ドバイワールドCなどを制してアメリカで種牡馬入り。初年度からストリートセンスやZenyattaなどの活躍馬を出した。日本では1600万下を勝った産駒が1頭いるものの、他は地方で細々と走っている程度である。
安定B・実績Aで比較的「凝った配合」を作りやすい種牡馬です。とは言え、初代配合では「凝った配合」になる相手があまりいないので、1代伸ばして2代配合にします。
1代目の配合では、種牡馬にシビルウォーを使おうと思います。
Street Cryとシビルウォーを組み合わせると、それだけで「凝った配合」が成立するからです。なので、出だしの繁殖牝馬は何でもOKになります。安定C・実績Bとそれなりに期待できそうなパラメータもいいですね。
シビルウォーの配合相手としては、以下の繁殖牝馬を考えています。
・イチバンノキボウ……スピード64、スタミナ70、パワー62、ダート○
・エイコウノソラヘ……スピード70、スタミナ66、パワー65、ダート○
シビルウォーと「凝った配合」になり、次の代で有効なクロスを使える牝馬の中で、とくに能力の高い2頭です。ほぼ互角といったところでしょうか。ちなみにイチバンノキボウのほうは「面白い配合」にもなります。
どちらでもOKなので、さきに現れたほうを使うことにしました。
シビルウォー×エイコウノソラヘで生産開始
最初に出てきたのはエイコウノソラヘでした。
これにシビルウォーを種付けします。
「凝った配合」に加えて底力のクロスが1本発生します。クロスが少ないですが、「凝った配合」の効果でスピードとスタミナが伸びてくれることを期待しましょう。
で、産駒の模様ですが、「スピード」コメントがわずかに出たのみで、「スタミナ」コメントはまったく出ません。早熟型の仔が大半なのに、思いのほか悪いコメント率です。しかもその「スピード」コメントの仔も、全然大したことのないスピードでした。
安定Cの爆発力があまり発揮されていませんね。実績Bで能力が全体的に少し低くなっているのかもしれません。
有望な仔が全然生まれないうちに、もう1頭の繁殖牝馬候補であるイチバンノキボウが出てきました。こちらも一応試してみようと、購入。
今度はシビルウォー×イチバンノキボウで生産をしてみる
ということで、シビルウォー×イチバンノキボウで改めて生産を始めました。
先ほどの配合と同じ「凝った配合」+底力クロス×1に加え、「面白い配合」も成立します。根性は期待できそうですね。まあ繁殖牝馬の能力としては関係ないかもしれませんが。
で、産駒の模様ですが、相変わらず「スピード」コメントがほとんど出ないものの、「スタミナ」コメントは非常によく出ます。3頭に1頭くらい出る感じです。
母のスタミナがやや高めなのが要因でしょうか。早熟型の仔が多いことを差し引いても、なかなかいいコメント率です。
そんな「スタミナ」コメントの仔を何頭か育ててみました。
まず「スタミナ」、「根性」、「早熟」、「タフ」、「父似」を言われた6月1週入厩の仔。スピードがやや足りないようで、条件戦で1番人気を獲れないレベルでした。
まあ勝つには勝って、アルテミスSも7番人気ながら案外楽勝だったので、期待してホープフルSへ。
さすがにほぼ無印。そして結果は大敗でした。ちょっと能力的に厳しいですね。
つぎは晩成型で「スタミナ」コメントを言われた仔。スタミナはかなりありそうです。スピードもじつはあるのかもしれません。他のコメントは「脚元不安」、「体質弱い」、「母似」で入厩は9月1週。
序盤は条件戦で苦戦します。未勝利を脱出できたのは3歳に入ってから。
「まだ成長していないだけ」と信じてさきに進みます。3歳半ばを過ぎ、だんだん印が付くようになってきました。しかし人気にはなるもののなかなか勝てません。
この時期まで条件戦でもがいているようだと、ちょっと望み薄ですね。しかも「体質弱い」でしょっちゅう疲労が溜まって放牧の繰り返し。この仔も却下です。
その後、「スピード」と「スタミナ」のコメントが揃った仔がようやく出てくれました。ほかのコメントは「落ち着き」、「早熟」、「脚元不安」、「母似」で5月1週入厩。
新潟2歳Sで2着のあと、ホープフルSではこんな印でした。
「そんなに期待できないかな」と思いきや、ディーマジェスティと接戦を繰り広げてなかなかの強さを見せてくれます。
その後、あまり印は付かないものの、フローラSやオークスでいい走りをしてくれました。
せっかくの「スピード」+「スタミナ」コメントの仔ですし、ほかにめぼしい馬もいないので、この仔を採用することにしました。
「スピード」+「スタミナ」コメントの仔を育成
そんなわけで改めて育成開始。オークスまではやはり善戦止まりでしたが、3歳秋頃から成長を見せます。
紫苑Sを快勝し、秋華賞でもそこそこいい印を獲ります。
ここは2着でしたが、続くエリザベス女王杯でアパパネを下してGI勝利を挙げました。
まあ繁殖牝馬としては十分な強さでしょうか。早熟型なのでこの辺で引退です。
次の代のStreet Cryに期待します。
ちなみに、ミッション「庭先取引で海外の繁殖牝馬を購入する」を今頃ですがクリアしました。「海外の繁殖牝馬ってなんだ?」と思っていましたが、この「ハロー」の人から繁殖牝馬を買えばいいだけみたいですね。
ということで、次回はStreet Cryを付けて配合完成の予定です。
※ 次回は3/12(金)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。