2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/2/19更新 Vo.20
「完璧な配合」を実践! ストリートセンスを付けて完成
「完璧な配合」計画の続きです。
前回はスマートファルコン×ピアニーで繁殖牝馬を作るところまでをご紹介しました。こちらがその牝馬です。
▲「バネ」コメントに加えて「落ち着き」+「晩成」。スピードはそこそこだがダートでは強かった。
今回はこの繁殖牝馬にストリートセンスを種付けします。
▲アメリカから輸入された種牡馬。ただ、日本で供用されたのは1年間だけで、アメリカでの評判が良かったことからすぐにアメリカに戻された。その1年の間に、JBCレディスクラシックを勝ったファッショニスタやサマーチャンピオンを勝ったサヴィなどの活躍馬が生まれている。
これにより「完璧な配合」が完成。加えて短距離型と底力のクロスも発生します。
この時点でミッション「完璧な配合で種付けする」をクリア。ランクポイント100を獲得しました。
ミッションクリアの目的は果たしましたが、せっかくなので「完璧な配合」がどれくらいのものなのか、しっかり生産して試してみたいと思います。
「完璧な配合」は「面白い配合」と「見事な配合」が同時に成立したもの。「面白い配合」は根性の底上げ、「見事な配合」はクロス効果の増幅作用があるとされます。
どんな仔が産まれてくれるのか、期待しながら生産をしてみました。
能力の揃った堅実な仔が目立つ
まず気づいたのは、根性が全体的に高いこと。「根性」コメントがよく出ます。
逆に、「おとなしい」のに「落ち着き」を言われない“根性なし”は1頭も産まれませんでした。「面白い配合」の効果によって根性の下限が大きく引き上げられているようです。
一方、気性に関しては気性難の仔がほとんど出ませんでした。こちらにも何らかの効果が働いているのでしょうか。
また、「バネ」コメントもちょくちょく出ます。だいたい10頭に1頭くらいという感じ。根性と気性が安定していいせいもありますね。
ただ、「スピード」コメントはまったく出ず。「スタミナ」コメントが出たのはわずか1頭だけでした。父の安定A・実績Bにより、そこそこのレベルで安定しやすくなってしまっているのでしょうか。
堅実な産駒は多いものの、残念ながら大物はちょっと望めそうにない感じでした。
「バネ」コメントの仔を育ててみる
そんなわけで、「バネ」コメントの仔を選んで何頭か育ててみました。
まずは「落ち着き」と「タフ」を言われた8月1週入厩の仔。重賞はまあまあ勝てますが、どうもスピードが足りない感じ。GIでは印をろくに獲れず、明らかに力不足で負けました。これではダメですね。
つぎは「落ち着き」と「脚元不安」を言われた9月1週入厩の仔。「ダートが得意」と言われたのでダート路線を歩みます。オープン緒戦からまずまずいい印でした。
古馬になるとGIでもやれそうな印に。
なんとか勝ってGI制覇を果たしました。父も母もダート◎(母は推定)だけに、ダートが得意な仔が多いですね。
種牡馬入りさせてみるとこんなパラメータに。
ダートと気性以外は微妙なパラメータですね。距離適性「1800m~」とスピードもイマイチですし。
それにじつは「右回り苦手」と言われていて、東京・中京・新潟以外の競馬場では苦労しました。「脚元不安」で一度ハ行になっているのもマイナス要素。残念ながらこの仔も却下です。
そのつぎに目を付けたのがこの仔。今度は「根性」と「落ち着き」のコメントが出た馬です。入厩が8月1週と遅めなのに「根性」コメントを言われるとは、なかなかいい根性なのではないでしょうか。
この仔も「ダートが得意」と言われてダート路線へ。すぐに頭角を現してくれました。
スピードも悪くないようです。健康面も「脚元強い」に「タフ」と万全だし、この仔を本命にすることにしました。
「完璧な配合」の成果は……
ということで改めて育成し直します。
初オープンのヒヤシンスSでいきなり◎5つ。いい出だしです。
欲を出して芝GIにも出てみましたが玉砕。やっぱりダートに専念したほうが良さそうです。
ユニコーンS、レパードSと順調に重賞を勝ち進み……
暮れのチャンピオンズCでGIに挑戦。残念ながら力及ばず2着でした。
それでも明けて4歳時のフェブラリーSを勝って無事GIホースに。
その後はダート重賞を勝ち進むも、暮れのチャンピオンズCではまたも2着。コパノリッキーに競り負けました。じつは根性はそれほど高くない!?
明け5歳時のフェブラリーSも2着に破れ、結局GIは1勝のみで引退となりました。スピードもちょっと足りないみたいですね。全部がいまひとつな感じです。
種牡馬入りしたところ、こんなパラメータでした。
結局この馬も距離適性「1800~2000m」のスピードとスタミナ。そして高いと思っていた根性(=底力)もBでした。先ほど紹介した馬と全然変わらないですね。残念。
そんなわけで、「完璧な配合」は大した結果を得られずに終わりました。まあミッションは無事クリアできましたし、これはこれでヨシとしておきます。
ただ、根性なしの心配がない「面白い配合」の効果は心強いですね。「凝った配合」+「面白い配合」とか、ちょっと試してみたくなりました。今後配合を考えてみたいと思います。
※ 次回は2/22(月)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。