2020年12月3日(木)に、競走馬育成シミュレーションの決定版『ダービースタリオン』がNintendo Switch版で発売されました。
当サイトでは、ダービースタリオンの面白さ、楽しさを伝えるため、発売元の株式会社ゲームアディクトとコラボした企画を『ダビスタ×血統ビームオフィシャルサイト コラボコーナー』にて随時公開していきます。
~ ダビスタ・四天王 横井顕によるリアルプレイ日記 ~
“ダビスタ四天王”の横井顕が今作のダビスタを発売日当日からプレイ開始! 実際のゲーム進捗状況を日記形式で配信いたします。プレイを進めていく上でのポイントやコツを公開いたします。
▼2021/2/12更新 Vo.18
安定Cの爆発力(その2) 自家生産種牡馬×ミココロノママニ
今回も安定Cの種牡馬による配合です。
前回行なったステイゴールド×スプリングスイーツをもう少し続けようと思いましたが、育てた仔が種牡馬入りして安定Cだったので、今度はこの仔からの配合をしてみます。
こちらがその馬です。父ステイゴールド譲りの安定C・実績Aで、距離適性1000~1200mのスプリンターです。
▲「スピード」、「根性」、「ウルサい」のコメントだった馬。2000mの天皇賞(秋)まで一応勝てた。
この馬と「凝った配合」になる相手はけっこういますが、その中の1頭が最高額牝馬のミココロノママニ。短距離型×1、速力×1、底力×3とクロスも豊富ですし、この馬で行くとしましょう。
▲全繁殖牝馬の中でナンバー1の能力を持つ。スピード78、スタミナ70、パワー71、ダート○。
ということで、今回は自家生産種牡馬(ステイゴールド×スプリングスイーツ)×ミココロノママニという配合になります。
▲ステイゴールド種牡馬×スペシャルウィーク牝馬という配合は現実にはあまり見かけない。さすがに近親過ぎるのか。でも『ダビスタ』では無問題。
スピードに優れた産駒が続々誕生
この配合で生産を進めてみると、「スピード」コメントを言われる仔がたくさん出ます。全体の半分くらいでしょうか。早熟傾向でもないのに、なかなかのコメント率です。
スプリンターの父に母ミココロノママニの能力もあって、スピードはかなり付くようですね。
なかには晩成型で「スピード」コメントを言われた仔もいました。これは相当スピードがありそうです。
▲コメントは「スピード」、「晩成」、「タフ」、「母似」。入厩は10月1週と非常に遅め。
さっそく育ててみました。晩成型なのにデビュー戦から印が厚い。
ただこの馬、当歳時「おとなしい」で「落ち着き」コメントが出ていないんですよね。つまり根性無し。競り合いになるとみるみるスタミナを奪われて沈んでいきます。勝ち上がるのに苦労しました。
これだけ印が付いていても……
直線での叩き合いで簡単に沈んで着外に。スピードがあってもなかなか勝てません。
抜け出して誰とも叩き合わなければ強い。
5歳時の高松宮記念でようやくGI勝利を挙げました。
予想印を観察すると、上から2番目の【スピード+根性】が薄いのは当然として、3番目の【スピード+気性】は「落ち着き」がないのに厚く、4番目の【スピード+展開】もいつも◎。まさしくスピードだけで印を獲っている感じです。
スタミナは皆無です。1600mがギリギリくらい。当然競り合いにもつれ込むことが多く、マイル戦は一度も勝てませんでした。
スピードは素晴らしいのですがちょっと扱いが難しい馬ですね。残念ながら却下にしました。
唯一の「バネ」コメント馬を育成
結局育てることにしたのは、唯一「バネ」コメントを言われた仔です。
▲1歳9月以降のコメントは「スタミナ」、「落ち着き」、「タフ」、「父似」。入厩は7月1週。
能力コメントが「スタミナ」と「落ち着き」だけと寂しいですが、それでも十分に強い馬もいたりしますので期待します。
デビュー戦では4番目の印が薄く、確かにスピードは低そう。
入厩が少し遅めなこともあって、2歳時は重賞を勝てず。でも印の割にけっこう好走してくれます。スピード以外の能力はなかなか高そうです。
なるべく長距離路線を歩み、3歳秋の菊花賞を目標に。能力もだいぶ育ってきました。
そしてゴールドアクターの追撃を振り切ってGI勝利。この距離なら行けそうですね。
翌年は日経賞から天皇賞(春)へ。
残念ながらキタサンブラックには叶いませんでした。能力的にちょっと差があるようです。
宝塚記念もキタサンブラックの3着に敗退。古馬中長距離はこの先ずっとキタサンブラックと付き合うことになりそうです。
でも天皇賞(秋)だけなぜか勝てました。展開が向きましたかね。
ジャパンCと有馬記念ではやはりキタサンブラックに叶わず。まあ順当な結果です。
翌年は敵薄になって大阪杯、天皇賞(春)、宝塚記念と春古馬三冠を制覇。スピードが足りないようで印は獲れないのですが、走りっぷりは堅実で強い。
そろそろ衰えが始まりそうなので、ここで引退させることにしました。
種牡馬入り後のパラメータはこんな感じ。
距離適性「2000m~」とは、かなりスピードが低い馬だったようです。まあこれでも長距離GIなら勝てることがわかりました。
スタミナのほうは距離適性「~2400m」となかなかのものです。
底力は「根性」コメント無しでB、気性は「落ち着き」でA、体質は「タフ」でAでした。
スピードに偏った配合からスタミナ馬が出るという、今回もまたちょっと変わった結果になりました。安定Cの振れの大きさが要因でしょうかね。
それにしても、安定Cはスピードやスタミナがかなり高いところまでちょいちょい出る感じです。もうちょっと掘り下げてみたいですね。今後また配合を考えていこうと思います。
※ 次回は2/15(月)公開予定です。
執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後雑誌『競馬王』で“ダビスタ四天王”としてゲーム攻略記事を連載する。また『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)をはじめシリーズ全般の攻略本制作にも参加。現在はNintendo Switch版の『ダービースタリオン』をプレイ中。